ゴールデンウィークを利用して日本に帰ってきました。
08年の北京五輪で世界への偉大な国家・中国を知らしめさせたことも記憶に新しい中で、5月1日に上海万博が開催されました。
私はこの時期に日本にいることで、恐らく地元にいたら触れられなかっただろう、上海万博の報道にも触れることができました。
私が印象に残った内容は下記のとおりです。
・実際完成していないパビリオンが7つほどある(南アフリカ館など)。
・開幕前日4月30日の報道陣への公開で未だ工事中パブリオン内部で工事をする作業員責任者へのインタビューでは「大丈夫です。間に合いますから」と笑顔だった。
・上海万博を訪れた日本人観光客は、どのパビリオンの建物も立派であることに驚いていた。
・見学するのに長蛇の列ができるだけでなく、予約券が必要となるパビリオンもあり(予約券があるほうが早く見学できる?)、予約券をもらっていない多数の観光客と運営側とで押し問答、時には暴力があった。
・レストランでは従業員が、提供する料理の調理方法を習得していないまま料理を試行錯誤したまま作っている店もあった。
・最高気温29度という夏日和であるものの、飲み物も生温かったり、逆に冷え過ぎて凍ってしまい、買って飲めない「冷えた飲み物」もあった。
・台湾パビリオンは、もともと、中国館の本土館、香港マカオ館、台湾館という3つの分類で開設しようとしたのが中国側の狙いであったが、台湾から反発があり、結果別途としての開催となった。
などなど日本の報道が伝えた内容です。
他にまだまだあるのではないでしょう。
以上から私が考えたことは、これは偏見のつもりはないですが、
この上海万博こそが、まさに中国の社会を表していると思った。
なぜって?
この上海万博の姿こそが、以下の日常社会ですよ!
テーマが、「ベターシティ、ベターライフ」ですよ!
彼らが掲げた「ベター(Better)」とは何をもって「ベター」なのか、
どうなると「悪い都市、悪い生活」、もっといえば都市や生活の主役である国民にとっての「敵」となるのでしょうか?
この万博の現状を通して、私が経験してきた実際の以下の社会を思い浮かべました。
・中国人の「大丈夫」は危険な結果となる可能性があり、約束が守られないケースが少なくない。
・社会装備が不十分のまま、走り出していて止められない。その結果、様々な問題が生じている。
・建築物はハード面は立派だが、ソフト面に関しては全くNGであること。
・「国民のため」、「ハーモニーがとれた社会」を目指しているが、形式上に過ぎず、優れたハードを生かすオペレーション、仁徳、他人を譲り合う心・・・など矛盾が放出していること。
皆さんはどう考えましたか?
とはいえ関心事項もある。
日本館には、3時間半の長蛇ができている。
中国共産党指導者が強化した、愛国教育のための、歴史の共通出来事としての抗日戦争を忘れさせず、愛国主義の徹底的浸透があれほど激しいこの国でなぜ長蛇ができるのか?
テレビの歴史ドラマというドラマは、抗日戦争を題材にしたものが多い。
ストーリーの違いがあるにしろ、日本軍が英雄の中国人を殺伐していく内容に他ならならず、多くの私の日本人の友人にとって、これが事実だと正面きっていわれても、ゾッとするような内容であり、気持ち悪くなり、すぐチャンネルを回す、という。
こうした活動をする国で、国民は、抗日精神に基づける愛国運動があっても、なぜ、日本館を見たいのだろうか?これが本音である日本人は多いのではないだろうか?
こういう二つのいずれかの理由だろうか・・?
・政府があぁはいっても日本は憧れの国だから先進文化に触れたい。
・日本がどの位、大したことないかを見たい。
以上 今日はここまで